「運送業は残業代が出ない」「ドライバーだから仕方ない」と諦めていませんか?
実は、ドライバーの方も残業代を請求できるケースがほとんどです。 荷待ち時間や待機時間も労働時間に含まれ、「事業場外みなし労働時間制」が適用されるケースも限られています。
このページでは、福岡で残業代請求を多数手がける弁護士が、ドライバーの方が知っておくべき法律知識と請求のポイントを解説します。
こんな状況に心当たりはありませんか?
ドライバーの残業代チェックリスト
- 長時間運転しているのに、残業代が支払われていない
- 荷待ち時間(待機時間)があるが、労働時間として計算されていない
- 「運行手当」「乗務手当」に残業代が含まれていると言われた
- 事業場外みなし労働時間制が適用されていると言われた
- 運転日報やデジタコのデータと給料が合わない
- 深夜・早朝の運転が多いが、割増賃金がついていない
1つでも当てはまれば、未払い残業代を請求できる可能性があります
ドライバー特有の3つの争点
結論:荷待ち時間は原則として「労働時間」です。
トラックドライバーの仕事では、荷物の積み下ろしを待つ「荷待ち時間」が発生します。 この時間は、以下の理由から労働時間に該当します:
- 会社の指揮命令下にある(勝手に帰れない)
- 荷主からの連絡に対応する必要がある
- 車両を離れることができない
- いつでも業務を再開できる状態にある
弁護士のポイント
会社が「休憩時間」と主張しても、実際に自由に利用できなければ労働時間です。 運転日報に「待機」「荷待ち」の記載があれば、労働時間として主張できます。
結論:ほとんどのドライバーには適用されません。
「事業場外みなし労働時間制」とは、外回りの仕事で労働時間の算定が困難な場合に、 所定労働時間働いたものとみなす制度です。しかし、以下の場合は適用されません:
- デジタコ・GPSで位置情報が把握されている
- 運転日報で労働時間が記録されている
- 配車係の指示を受けながら業務をしている
- 出発時刻・到着時刻が会社で管理されている
弁護士のポイント
現代のトラック運送では、デジタコやGPSで労働時間を正確に把握できるため、 「労働時間を算定し難い」とは言えません。会社が「みなし制だから残業代は出ない」 と言っても、法的には認められないケースがほとんどです。
結論:無効になるケースが多く、超過分も請求可能です。
「運行手当」「乗務手当」に残業代が含まれていると会社が主張することがあります。 しかし、以下の場合は固定残業代として無効になります:
- 就業規則・雇用契約書に明確な規定がない
- 何時間分の残業代なのか明示されていない
- 基本給と残業代部分が区別されていない
- 固定残業時間を超えた分が支払われていない
弁護士のポイント
固定残業代が有効でも、実際の残業時間が固定時間を超えていれば、 超過分の残業代を請求できます。長時間労働が常態化しているドライバーの場合、 固定残業代を大きく上回る未払いが発生していることが多いです。
あなたのケースも請求できるかもしれません。
まずは無料相談でご状況をお聞かせください。
残業代請求に必要な証拠
残業代を請求するには、労働時間を証明する証拠が必要です。 ドライバーの場合、以下の証拠が有効です:
会社が持っている証拠
- 運転日報:出発時刻・帰着時刻・休憩時間が記録されている
- デジタルタコグラフ(デジタコ)データ:運転時間が正確に記録される
- GPSの記録:位置情報から労働時間を立証できる
- 配車表・運行指示書:業務内容と時間がわかる
- タイムカード:出退勤時刻の記録
自分で集められる証拠
- 手帳・メモ:毎日の勤務時間を記録しておく
- LINEやメールの履歴:配車係や上司とのやり取り
- 給与明細:支払われた金額の確認
- 写真:荷待ち中の写真など
証拠がなくても大丈夫
手元に証拠がなくても、弁護士から会社に開示請求を行うことで、 運転日報やデジタコのデータを取得できます。 まずはご相談ください。
ドライバーの解決事例
実際にドライバーの方が残業代を回収した事例をご紹介します。
運送業ドライバーが就業規則にない固定残業代を無効にし回収
40代男性・運送業ドライバー。就業規則に固定残業代の規定がなく、会社の主張を退けて約300万円を回収。
大型トラックドライバー2名が荷待ち時間を含めて残業代を回収
30代・40代男性・大型トラックドライバー。荷待ち時間も労働時間として算定し、2名合計で約750万円を回収。
よくある質問
いいえ、運送業でも残業代は発生します。「事業場外みなし」が適用されるケースは限られており、 デジタコやGPSで労働時間が把握できる現代では、ほとんどのドライバーに残業代を請求する権利があります。
会社の指揮命令下にあり、自由に利用できない時間は労働時間です。 トラックから離れられない、いつ呼ばれるかわからない状況は「休憩」ではありません。
弁護士から会社に開示請求を行えば、会社が保管している運転日報やデジタコのデータを取得できます。 まずはご相談ください。
もちろんです。退職を考えている方も、在職中の方もご相談いただけます。 相談内容が会社に知られることはありません。
初回相談は無料です。完全成功報酬制ですので、初期費用は原則かかりません。 回収できた金額から報酬をいただく仕組みです。